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龍を飼う男 (ラヴァーズ文庫) 龍を飼う男
ふゆの 仁子、奈良 千春 他 (2005/09/24)
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【満足度】★★★☆☆

【内容】
ティエン×ウェルネス日本人社員

【あらすじ】
高柳は今、一世一代の決心を胸に香港の超高級マンションの前に立っていた。
目的の相手は大学の同級生、ティエン・ライ。
香港での仕事をマフィアに邪魔され、失敗しそうな高柳は、最後の手段でティエンに交渉を持ちかけに来たのだ。
交渉金のない高柳は、自分自身の身体をティエンに売るから、それでマフィアを何とかして欲しいと頼む。


【感想】
ウェルネスシリーズのティエン編です。
「駆け引きはベッドの上で」の次に出ましたが、時間的には駆け引きの2年前だそうです。
それにしてもBLってスピンオフが多いよなぁ。
ティエンなんてほとんど出てなかった地味キャラだったのになぁ。

で、今回は香港一のマフィア・黎一族の影のトップ、ティエンこと黎天龍(ライ・ティエンロン)が攻さまです。
それにしても中国名前って「天」とか「龍」とかが多いですね。
ファインダーの飛龍とかもそうですが、昔読んだ中華風少女漫画で、主人公2人が「フェイ」と「天」だったし。
んで、ウェルネス香港出店について行き詰まっていたウェルネス社員・高柳がティエンの力を求めてやってくるわけですね。
でも、どうもこのへんがイマイチ理解できないんですよ。
二人はアメリカの大学時代、ヨシュアの友人という関係だったわけです。
挨拶ぐらいは交わすけど、友人と呼べるほどではないという感じで。
卒業後は1度も会うこともなく、高柳はヨシュアにティエンの居場所を聞いたそうです。
で、ティエンは訳あって香港を離れてアメリカで暮らしてたわけですが、ティエンは高柳が訪ねる直前に香港に着いたばかりだったわけですよ。
それまでティエンが何をやって生活してたのか知りませんが、卒業後4年もの間、ヨシュアに連絡先を伝えてたような仲だったのかなぁ、とか、単に「ティエンが香港の人で、マフィアに詳しそうだから」という理由で自分を1億以上の値段で買わせ、その金をウェルネス出店に協力してもらう為に払う…ってのは些か強引ではないかと。
まぁ高柳は大学時代にティエンが銃で人を撃ってるところ目撃したので、裏の人間だろうということは知ってたようですが、裏の人間って言ったってピンキリでしょうに。
ティエンがたまたま大物だったから話は進んだものの、普通に小物だったらこの話は……とか考えちゃいけないんだった。だってBLだから。
攻さまは大物って決まってるんですよね!!
ああ、でもやっぱちょっと納得いかないわ…
例えば、高柳が目撃した時、「黎一族の長である天龍サマに云々」とか説明くさい台詞言ってるのを聞き取れて、ティエンが香港の大物だと知ってて頼みに来た、ってのなら良かったんですけどねぇ。
実際は高柳が理解できない広東語で、当たり障りのない会話しかしてませんでしたし。
ああダメだよ私、そんな細かいこと気にしちゃ!!!!

次に気になったのがですね…(まだあるのか、とセルフツッコミ)
拉致られて目を覚ましたら、高柳は「両手を背後で縄で縛られた状態」(BY172頁)だったんですね。
でも6頁後、
「咄嗟に口を覆いぎりぎりで耐えた」
とあるんですよ。
あれ、手は前で縛ってたんだっけ…と思い確認までしてしまいましたよ。
確かに「背後で縛られ」ってあるし、高柳いつの間に縄抜け?
ああ本当、どうでもいいことが気になってるな私。
我ながら嫌な読者だ。

で、結局何だかんだでウェルネス出店に明るい兆しが見え、何だかんだでラブ、何だかんだ3ヶ月後にはティエンもヨシュアパワーでウェルネス社員に。
(「きざし」は「萌し」とも表現できるのを初めて知りました)
ヨシュアに香港戻る前から戻る先の住所教えてたり、ヨシュアとティエンは本当に仲良しさんなのネ。

そんなウェルネスシリーズ2作目でした。
世間ではティエンが一番人気のようですが、私はティエンよりもヨシュアが好みかなぁ。
1作目の札ばらまきに庶民は虜になってしまいましたよ。
ティエンは1作目では本当に地味だったしなぁ。

ところで、ラヴァーズ文庫3周年の記念本にこのティエン編の番外短編が載ってるようです。
実際に店頭で見てみた時は口から何かを吹き出しそうでした。

↑このティエンの腰つき…受っぽくないですか?(真ん中がティエン)


【続編・リンク作】
『龍の後継者』(続編)
「駆け引きはベッドの上で」(ヨシュア編)
「蜜約はスーツを脱いで」(ヨシュア編)
『華麗なる紳士のウエディング』(リシャール編)
「獅子の黒炎」(レオン編)

【ドラマCD】
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ふゆの仁子 | 【2007-10-29(Mon)】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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