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言ノ葉ノ花 (新書館ディアプラス文庫 169) 言ノ葉ノ花
砂原 糖子 (2007/09/10)
新書館

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【満足度】★★★★★

【内容】
電器屋販売員年下攻め・超能力風味(?)

【あらすじ】
三年前から突然人の心の声が聞こえ始め、以来人間不信気味の余村。
ある日彼は自分に好意を持っているらしい同僚の長谷部の心の声を聞いてしまう。
罪悪感を覚えつつも、言葉で“声”で一途に注がれる愛情が心地よく、余村も長谷部を好ましく思うようになる。
そしてついに長谷部の告白を受け入れるが、余村が心の声を聞けると知った長谷部の反応は意外なものだった……



【感想】
砂原糖子さん、初めて読みました。
砂原作品は全部そうなのか、ディアプラスだからなのか、とてもアッサリというか、濃くない感じですね。
雪の降る寒い日のような、シンシンというイメージ。
でも作中ではクリスマスから春、初夏まで過ぎてるんですけどね。

さて、この作品は心の声が聞こえるようになった余村と、余村を慕う職場の年下社員・長谷部とのお話。
前に余村に親切にしてもらった(というか自分の体調が悪いのに気付いて貰えた)ことにより長谷部はフォーリンラブに。
一方、余村の方は長谷部を覚えていなかったと。
長谷部が体調が悪いのに気付いたのも心の『声』が聞こえたからだし、自分の薬を買うついでに…という事らしかったですが、同じ職場とはいえ名前も知らない人にわざわざ薬を買ってくるんだからやはり余村は人がいいんでしょうね。
フォーリンラブな長谷川、思わぬところで余村と接触できて、仏頂面の裏で嬉しさ100%の『声』垂れ流し。
表の仏頂面と裏の乙女ちっくな喜びようがギャップがあって可愛かったです。

で、余村の方は、3年前に彼女にプロポーズした翌朝から『声』が聞こえるようになったと。
最初は『声』を聞こえることにストレスを感じ、『声』が聞こえなくなったらなったで人の本心がわからず不安定になる。
うーん、ちょっと考えすぎじゃないかな〜と思うには思いますが、突然人の心の声が聞こえりゃ人間不信にもなりそうだし、3年も聞こえていた本心が突然わからなくなったらなったで疑心暗鬼にはなるでしょうねぇ…

で、『声』が聞こえたことにより見ず知らずの男が自分に好意を寄せていることを知り、自分も相手を意識しやがて好きになり、というような。
全体的に、25歳の攻めに29歳の受けにしては、純情というか…
今時高校生でもそんな初々しい感じしないよ!と思うんですけどね。
…でも大好きですよ、そういうの。
ディアプラスだからか、エロも完全合体は1回、さわりっこ程度が2回?
大人の男同士にしてはやっぱり純情。がっついてない。
大人だからこそそういう余裕を持ってていいと思います。
ああ、私長谷川好きだわ…
無口だけど「好き」という気持ちはダイレクトに。自分の欲より相手を思いやる。
世の中の自分勝手攻めに見習って欲しいもんだ。

砂原さんはこの本が初めてでこれしか読んだことがないのですが、よくできてる話だな〜と思いました。
『声』が聞こえることに悩む余村、『声』が聞こえなくなって悩む余村、両方の気持ちが理解できましたし、元同僚の小寺の2回目の登場も効いてました。
他にも読みたいな〜。
とりあえずディアプラス文庫の中では「セブンティーン・ドロップス」と「斜向かいのヘブン」が気になります。
ディアプラスだから同じように純情路線ではないかと思いますし、高校生再会ものと年下攻めらしいので。
ところでディアプラス文庫って重くないですか?紙が良いのかな?
砂原糖子 | 【2007-11-15(Thu)】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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