![]() | 黒い愛情 (2007/03/24) 秀 香穂里 商品詳細を見る |
【内容】
精神科医×精神科医
【あらすじ】
「性欲に振り回されるなんて有り得ない」
神科医という職業に就いていながら、伏見智紀は「性欲」が認められずにいた。
しかし、そんな後ろめたい感情を同僚の加藤に見抜かれてしまう。
同じ医者の中でも特に優秀な加藤は、その鋭さと巧みな話術で伏見を追い込んでゆく。
「あなたのような、性的な深みにはまるのを嫌う、気高い人をそれ以上の欲望で、ねじ伏せたいと思う人間もいるんですよ」
弱みを握られ従う一方で、加藤の見せる強い支配欲に、抗えなくなってゆく伏見 ―は…。
【感想】
結構前に読んでましたが、特にSM属性の無い私は流してしまいました。
何というか、SとかMとかもうどうでもよくて、読後に残った感想はただクリップのみ。
頭の中がチクビクリップで占められて大変でした。
加藤の過去も私的に地雷気味だったのでそのまま封印されてしまったわけですが…
何となくドラマCDを聴いてみて、思っていたよりもラブじゃないと読み直してみたら、記憶していたよりも酷くなかったですね。
いや〜イメージとは恐ろしい。
でも萌えるわけではないですが。
大病院の精神科とカウンセリングルームに勤める30歳の伏見と、カウンセリングルームの同僚の28歳鬼畜眼鏡・加藤。
年上受けさんの伏見はBLの受けっぽくトラウマ持ち。
大学時代からの友人・瀬戸に襲われているところを通りすがりの加藤に助けて貰ったけど当の加藤に襲われてしまったという…
伏見は何故か性欲を認められない人でした。トラウマのせいですけど。
その欲を加藤に暴かれて云々。
「次に会う時はクリップはめてきてねっ」
「えっそんな…恥ずかしいよう」
「だ〜め、確認するからちゃんと付けてきてよっ」
みたいな(全然違う)加藤のクリップ好きに私のアゴが外れそうになったり。
いやいや…BLも奥が深いですな。
瀬戸は嫌だったのに、加藤は拒みきれない…とこれまたBLのお約束なことを考える伏見。
そして突然に加藤への愛を自覚する伏見。
え、一体何で?アレのどこを好きになった??
と初読み時はクエスチョンマークが頭を舞ったのですが、伏見の隠されていた「支配されたい」という欲があったとか、そんなんだったのかな〜と。あとついでに、自分のことを理解してくれてたから?
ま、いいやラブラブなら…
伏見が加藤への愛を打ち明けたら加藤も自分の過去を語るわけですね。何故か全裸にして。何故か手錠で繋いで。
それからはもうラブラブで恥ずかしいぐらいでした。
何あんたら、川辺で花火なんかしてんの。
何、競争しよう?引っ越してこい??
「黒い愛情」はどこへいってしまったのかというラブっぷり。
こうして見返してみると、SM色は弱いですね。
ただ加藤がクリップマニアだけだったというか。
SMよりも精神科医2人のカウンセリング論の方が印象的でした。
伏見はなぜ精神科になったのか。加藤はなぜ精神科になったのか。
対極な精神科医2人、将来は二人で開院するんでしょうかね。
二人がずっと好きあってれば黒い愛情は出てこないでしょう。

