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Author:志輝
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[ドラマCD] 名作文学(笑)「走れ☆メロス」
名作文学(笑) ドラマCD「走れメロス」名作文学(笑) ドラマCD「走れメロス」
(2009/07/24)
イメージ・アルバム小野大輔

商品詳細を見る

【キャスト】
メロス:小野大輔
セリヌンティウス:杉田智和
王様:神谷浩史 他



【感想】
気になってたのですが、7月は購入BLCDが多かったのでとりあえず様子見にしたのですが、やっぱり面白そうなのでゲット。
「走れメロス」といえば、日本人なら誰でも「メロスは激怒した。」がすらっと出てくる日本文学の代表作ですよね。
小・中学の国語で習う事が多いかと思います。
その名作が、思いがけないところで思いがけないタイトルで思いがけないジャケットで新譜情報に乗ってるのを見た時。

名作文学(笑)ドラマCD「走れ☆メロス」

……( ゚д゚;)
名作文学(笑)って何よ?大丈夫なのかな(色々と)…と驚いたものですが、もう著作権フリーなんですね。
そういや作者が亡くなってから50年経ったらフリーになるって話が「誰にも愛されない」にありました。
フリーになるとこんなことも出来るんだなぁ。

○名作文学(笑)ドラマCD『走れメロス』
まずはセリヌンティウス役・杉田さんのナレーションから始まります。

ナレーション・杉田さん
メロスは激怒した。必ず、あの暴虐な王を何とかしなくてはならないと決意した。羊飼いのメロスに政治はわからない。しかし彼は、邪悪に対しては、人一倍敏感な男だった。


以下は原作の文章の冒頭を引用
メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。

ちょっと言い回しが易しくなっている感じがしますね。
朗読なら原作のまま読むんでしょうけど、ドラマCDなので分かり易い方がいいですね。

さて、内容…は周知ですよね。
熱血真面目男・メロス役に小野さん、親友セリヌンティウス役に杉田さんです。
メロスは原作よりもシスコン度どアホっ子度がプラスされていました。
町に人の姿が無いことを尋ねるシーン。

セ「何というか…那智暴虐の限りを尽くしているんだ」
メ「じゃちぼ…何?」


冒頭では「暴虐の王」って言ってたのに…
そしてメロスは激怒し、王のところへ乗り込んでいくわけですよ。
国語の授業でやった時から思ってましたが、突っ走りすぎ!
そして王役、神谷さんの登場。

王「私の城へ侵入したというのは…お前か?」

う…美しい声をお持ちの王様が…ッ!!

キャストを見た時から神谷さんが王?と思っていたのですが、メロスよりも年下の若い王という設定になってました。
王な神谷さん、高笑いが素晴らしい。

メ「あんたを懲らしめて…町を救う」
王「お前が?…フッフハハハッ!ハッハハハ!お前が私を?
ハッハハハハ!」

というわけで、処刑期限までの身代わりとして呼ばれるセリヌンティウス。
やっぱり国語の時間でも思いましたが、本人のいないところで何て事を…
しかも引き受けるセリヌンティウス。友情ですな。
で、セリヌンティウスを置いてメロスが出発する前、王の高笑いが響きますよ。

王「ハハハッハッハ!さあ、時間が無いぞ。早く行くがいい」

気高い……うっとり。
王族っぽい(というか王なんだけど)高貴な高笑いでございますよ。

んで、メロスは妹の結婚式やって途中で挫けそうになりつつも帰ってくるわけですね。
ちなみに妹のお婿さんは佐藤雄大さんです。
妹婿のセリフはあるのに妹のセリフは無いんですね。
「登場人物は全員男!」というコンセプトらしいので、そのせいかな。

そして処刑されにちゃんと帰ってきたメロス、その親友セリヌンティウスとの友情に感動した王というラストがくるわけですね。
というわけで、王もそんな二人の友達になりたいな…と思いつつも素直になれない高貴なお方。

メ「はっきりしろよ。もう知らない仲じゃないんだ」
王「えっ」
メ「人は信じるもんだって、分かったんだろ?だったらもう、あんたは俺達の仲間だ」


努力・友情・勝利…

某少年漫画のキャッチコピー(?)が頭に浮かびました。
というか懲らしめるのが目的だったのに、いつの間にそんな事に?

メ「素直に友達になってくれって言えばいいのに」
王「あ、ぉあっ…おっ…わっ私は、そのようなことを言いたかったわけではっ…お前たちのそういうところ、すごく不愉快だぞ!」
メ「あれ?違ったのか?」
セ「残念だなぁ」
王「あ、いやっ…ぁっ……そうだよな。ま、お前たちがどうしてもというのなら、
 友達とやらになってやらんこともないが」


はは〜、これが巷で話題のツンデレというやつですね(´∀`*)

というわけで友達宣言の後、俺達の間に隠し事は無しだ!というメロスに対し、王のご対応。

王「では、早速言わせてもらうが…このジャージを羽織れ」

なぜジャージ!?という突っ込みが日本中から聞こえてきそうです。
本当に何故ジャージ…王宮にあったのかジャージ…

で、この後も王と庶民たちは仲良く友達になるんです…が。
あれだけ国民を殺しまくった王、支持を回復することができたのでしょうか。反乱起こらないかな…

その他、おまけで虚弱体質編、言編、被害妄想編、同志編、肉食系女子編のミニミニドラマがあります。
メロスが虚弱だったら、庶民の方言に王様はついていけなかった、セリヌンティウスの被害妄想、セリヌンティウスと王が萌えで意気投合、メロスとセリヌンティウスが肉食系女子で目指せ玉の輿、という話。
被害妄想編は、それは被害妄想じゃなくて実際に被害に遭っているから仕方ないのでは。
肉食系女子編のラストで、肉食女子たちが「あーっはっはっはっは」と盛り上がっているところ、

神「…終わりです」

という冷静な声の神谷さんが突然終了宣言をしたのに驚きました。
フリートークトラックの冒頭かと思えば、ちゃんと女子編ラストだったし。
何か…目が覚めました。

あー面白かった。
神谷さんは別収録だったらしいです。いつも思いますが、やっぱ演技って素晴らしい〜。
今回、頑張ってキャラ毎にセリフを色分けしてみたのですが、カラフルですねぇ。
今月には第二弾で中村さん、寺島さん、安元さんで「藪の中」原作『ヤブノナカ』だそうですが、こっちはどうだろう。
一般ドラマCD等 | 2009-08-13(Thu)