![]() | 最後の肖像 本間 アキラ (2005/06/22) 心交社 この商品の詳細を見る |
【内容】
姉の婚約者×弟、元FBI捜査官・死刑囚×FBI捜査官
【あらすじ】
父の経営する会社で働く大和は、上司であり姉の婚約者である坂口に、密かに恋心を抱いていた。
結婚式の前日、坂口と家で二人きりになった大和は、拒絶を覚悟で、想いを告白してしまう。
しかし坂口は大和の想いに応えてくれ、そのまま抱き合ってしまうが…
【感想】
<最後の肖像>
大和は絵を描くのが好きでしたが、ある日父にそれを咎められスケッチブックを持って家を飛び出しました。
雨が降ってました。
スケッチブックを落とす大和、それを拾ってくれた人がいました。
でも大和は「もういらないから捨てて下さい」と言って去りました。
スケッチブックを拾ってくれた人は、傘のせいで手しか見えなかったけど、とても印象的な手を持つ人だった。
という始まりです。
まぁその後大和は絵の道に進めるわけでもなく、父の会社に入り、坂口の部下になります。
坂口、部長です。
BL界でよくある、若い部長です。
でもオールバックじゃないな〜最近流行ってないのかな〜(笑)
大和の坂口の第一印象は「手がキレイ」と「石膏像みたい」でした。
手フェチなのか、大和よ。
んで父のお気に入り有望株の坂口はお姉さんと婚約するんですね。
その坂口、あのスケッチブックを拾ってくれた人でした(お約束)
そのスケッチブックは最後の1ページだけが白紙だから、それに絵を描いてからまたくれと言う坂口。
大和は、手に入らなかったもの(父が嫌いで買えなかった犬、買ってもらえそうにないゲーム機)などをスケッチブックに描き込み、それで手に入れたような気分を味わっていた。
絵を始めたきっかけはそんなもんだったけど、絵を描くのは楽しかった、と。
とりあえずスケッチブックを受け取った大和、最後の1ページには欲しくてたまらない坂口を描きました。
結婚式前日、式場の下見に行く家族でしたが、大和は寝ていました。
でもさ、式場の下見って前日にするモンなの??
大和家族を先に式場に向かわせ、大和の部屋に入る坂口。
スケッチブックの最後の1ページがなく、大和に問う坂口。
どうしても欲しいものがあった、でも描き上がったものを見たら悲しくなった。
こうやって本物を目の前にすると、あれは偽物でしかないと思い知らされる。
坂口も、姉と婚約したのは大和とずっと一緒にいられる場所が欲しかったからだ、と告白。
二人は一夜(昼?)を共にします。
が、坂口は結婚会場の下見に行ってしまいました。
ここは…インターコンチネンタル!?
関東圏では天気予報の時に江ノ島や渋谷やヨコハマや新宿の生中継が後ろに流れますよね?
それの横浜バージョンの時、ランドマークタワーと観覧車と共に一際目を引く建物がありません?
カマボコ状のヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルです。
ちなみに私、横浜に21年住んでて入ったことありません(笑)
調べてみたら結婚式もできるみたいですねー。
さて、遅れてきた坂口に対し、お姉さんは「二人で話がしたい」と。
部屋で一人で泣いている大和が印象的です。
あ〜シリアス。
結婚式当日、坂口は本当に石膏像みたいだ、と思う大和。
大和!本当にそれでいいのかー!
相手も自分を想ってるんだから奪ってみせるぐらいしなさい!!
でも花嫁は現れませんでした。
30分前までいたのに、逃げたそうです。
妻子ある男のところに行ったそうです。
あ〜なんてお約束!!
でもそれがBLというものなのだよキミ!!←誰
お姉さんの「話がある」というのは、この話だったそうです。
ちなみに坂口の本命が大和だったのもお姉さんはお見通しだったそうです。
大和が現れると、必死で左手薬指の指輪を隠していたそうです坂口(笑)
でも結婚前から指輪ってしてるものなの?
「素直にならなきゃ…幸せになれないよ?」と坂口。
大和は画家になりたい、でも絵は坂口に見てもらえればいいし、坂口と一緒に働くのも悪くない、と。
描き下ろしでその後の二人。
二人の関係は周りには秘密なので、不倫してるみたいだ…と想う大和。
ある夜、結婚式から逃げて男のもとを選んだ姉を見かけます。
妻子ある男と将来の不安を抱えつつあると思うのに、姉はとても幸せそうだった。
それを聞いた坂口、二人でどこかへ逃げようか、と言います。
本当に逃げた二人。
どこかの宿に来て、一応大和にもじっくり考えさせ、そして自分は大和が思ってるほど石膏のようにキレイな人間じゃないと告白。それでも大和はいいと言いました。
二人は外国にいました。
大和は絵を描いてるみたいです。
坂口は仕事をしてるみたいです。
通りすがりの知り合いのお兄ちゃんに惚気る大和。
ここではゲイカップルである自分たちを隠していないようです。
とっても幸せそうな大和。
良かったね…大和…(ホロリ)
でも娘にも逃げられ、息子も娘婿になるはずだった部下と逃げられ、今頃あのお父さんは心労で倒れてるんじゃないかと思います。
<天国への階段>
一応FBI捜査官のナルミは、配属されて半年、雑用ばっかやってました。
そんな時、元FBI捜査官で死刑囚のキースが絡む事件があり、キースがFBIに協力、その代償に執行日までの1週間を自由にしろと。その監視役にナルミが。
という話。
ちなみにナルミは「イマイ ナルミ」という名前なので日本人かな?
在米日本人?それとも日系なのかな??
あとキースは国家機密情報をロシアに流し、それに気付いた同僚を殺した罪だそうです。
殺人鬼の息子で、IQ200。
キースは連続爆破テロ?の予告となってるらしいゲームをクリアし、仕掛けられている爆弾を探す仕事。
でもそれは軽くクリアし、自由になった時間で育ててくれた人へアイサツ。
キースの父親が殺人鬼だったため、逮捕されて身寄りがなくなっても誰も面倒をみてもらえず、殺人鬼の息子として疎まれる存在に。
町を出て、誰も自分を知らない所へ行き、そこで出逢ったオジサンに育ててもらってたそうです。
でも15の時に自分の素性がバレ、出てしまった、と。
ちなみにコレ、ナルミがキースが無罪だと思い、自ら捜査してた時に上司から受けた情報。
ナルミが事件を調べていると知り、いらんことするなと怒るキース。
でもナルミ、キースが好きだから、いなくなるのがいやだから、と。
キースの監視役を外されるナルミ、代わりのリドとキースが揉み合っているのに割り込み階段から落ちる。幸い軽傷。
ナルミを心配するキースを見て、上司が「もう自分を否定するのはよせ」と助言(?)
ナルミ、目を覚ますとキース最後の日。
ただ一緒にいたいと望むナルミ。
「そばにいてやりたいけど 俺にはもう未来はない」
「こうやっていられるのも今日で最後だ」
と行為に及ぶ二人。
恐らく取調室(?)で。
というのはシリアスシーンなので無視しましょうね私。
そしてキース死刑執行の時間。
しかしそこに上司が現れ、真犯人は自分だと言って自殺。
真相は、上司がキースの同僚に機密情報を流させた。
同僚は白血病の息子がいて、金が必要だった。
それを知ったキース、口封じの為に同僚に殺されそうになる。
同僚を殺してしまったのは正当防衛だったと認められた。
何故それを主張せず、自分が罪を被っていたかというと、遺された同僚の息子を「犯罪者の息子」にしたくなったから。
キースの死刑は中断、一転無罪になりFBIに戻ってきました。
しかしキースは「BANANA FISH」のアッシュを彷彿とさせて始終ハラハラでした。
まさか…やっぱり最後は…死…!!?
とか考えてしまって読む手が震えましたとも(笑)
やっぱ漫画はハッピーエンドじゃなきゃな☆
だいたい無罪を匂わせといて死刑執行しないか。(いやわからないけど)
そして描き下ろし。
IQ200の遺伝子を求めるFBIの女性達。
「精子バンクだとお金かかるじゃない?」
アメリカの女性は違う!!
というかやっぱFBIの女性たちだしなー。
自分たちも優秀だから、より優秀な子孫を、と考えるのかね。
しかしこの卵と精子のコマ。精子の形が違います。
精子は頭部・中片部・尾部から成ってるんですよ。
この絵だと中片部がありませんね〜。ミトコンドリアの詰まってる動源なのに(確か)
…と、大学3年間でそんなんばっかり学ばされた私は思ってしまうのでした。
ナルミはキースに好みの女性は?とか聞いてしまいます。
しかしキース、彼女たちが自分の知能指数しか興味ないことに気付いてました(そりゃ気付くだろ)
ナルミ、僕は…君のすべてが好きだよキース…
そういうことは声に出して言いなさい!!
その後で目が合うシーンが印象的です。
「残念だけどタバコもこーゆーことすんのもやめる気ねぇよ?」
やめなくて結構でございますーゴチソウサマー!!




